Blog日建ブログ
- TOP
- 日建ブログ
- <たとちゃんの徒然草>
- 会社・不動産を次世代へつなぐ「M&A」とは?
会社・不動産を次世代へつなぐ「M&A」とは?
2026.05.28<たとちゃんの徒然草>
M&Aは、大企業だけのものではありません
「M&A(エム・アンド・エー)」という言葉、最近よく耳にするようになりましたよね。「大きな会社が買収されるあれでしょ?」と思っているオーナーさん、実はそうではありません。
M&Aとは、英語の「Mergers & Acquisitions(合併と買収)」を略した言葉で、企業や事業の経営権を互いにメリットが出るかたちで移転させることを意味します。
近年では中小企業でのM&Aが急増しており、2025年には国内のM&A件数が初めて5,000件を超える見込みです。国内企業の99.7%は中小企業であり、M&Aはもはや中小企業にとっても身近な選択肢になっています。

なぜ今、中小企業でM&Aが増えている?
中小企業のM&Aが増えている大きな理由のひとつが、経営者の高齢化と後継者不足です。
中小企業経営者の年齢層を見ると、60〜69歳が32%、70歳以上が17%を占めています。かつては親族への承継が主流でしたが、少子化や若者の都市集中により、親族以外への承継が増えています。
引退を見据えた60〜70代の経営者が、M&Aを選ぶケースが増えているのです。

「事業承継」と「M&A」はどう違う?
どちらも会社の存続が目的ですが、承継先が異なります。どちらが適しているかは会社によってまちまちなので、専門家への相談必須です。

不動産オーナー必見!「不動産M&A」という方法
「うちは法人って言っても不動産が少しあるくらいだし…」と思っているオーナーさんにこそ知っていただきたいのが、「不動産M&A」です。
不動産M&Aとは?
通常の不動産売買は「不動産そのもの」を売買しますが、不動産M&Aは不動産を保有する法人の株式ごと取引し、不動産を取得・売却する手法です。
● 通常の不動産取引・・・不動産そのものを売買し、所有権を移転
● 不動産M&A・・・不動産を所有する法人を売買。株式を譲渡することで不動産を引き継ぐ

M&Aの5つのメリット
M&Aは難しくて大変そう、と思われるかもしれませんが、その分いろいろなメリットがあります。

①節税になる
通常の不動産売却では最大55%の譲渡所得税がかかりますが、不動産M&Aでは株式譲渡益課税(約20%)で済む場合があります。税負担を大きく抑えられる可能性があります。
② 後継者問題を解決できる
信頼できる第三者に会社を承継でき、大切な資産や事業を次世代につなげることができます。
③ 金融機関との取引をそのまま引き継げる
既存の借入や銀行との取引関係もそのまま引き継げるため、新規契約の手間が省けます。
④ 契約・権利の手続きがスムーズ
法人ごと承継するため、不動産の登記替えや賃貸借契約の再締結が不要になります。手続きの手間が大幅に軽減されます。
⑤ 廃業整理の手間とコストを削減
会社の清算にかかる時間や費用などの負担を、M&Aによって減らすことができます。
最後に
中小企業がM&Aに踏み切る理由で最も多いのは後継者不足ですが、販路・ノウハウの獲得、資本・人材の補強、競争力の強化といった戦略的な理由でM&Aを選ぶケースも増えています。
「まだ自分は若いから」「跡継ぎがちゃんといるから」と避けるのはもったいない!会社のさらなる成長を考えるうえで、M&Aは選択肢の一つとして早めに知っておく価値があります。
法人として不動産経営をされているオーナー様、ぜひ一度日建コーポレーションにお気軽にご相談ください。