開業希望者必見!中区で理想の店舗を見つける5つのステップ
2025.01.21コラム
はじめに
名古屋市中区は、飲食店・美容室・アパレルなど、あらゆる業種の開業が集中する人気エリアです。
しかし、「どのように店舗を探せば良いのか分からない」「内見のポイントが分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、初めての開業でも安心して進められるように、
中区で理想の店舗を見つける5つのステップを順を追って解説します。
ステップ1:理想の店舗像を明確にする
まずは「自分がどんな店舗を作りたいか」を具体的にイメージすることから始めましょう。
・どんな業種(飲食・美容・物販など)か
・どんな客層をターゲットにするか
・1日の想定来客数や客単価はどれくらいか
・どんな雰囲気・広さの店舗にしたいか
この段階で方向性が決まると、物件選びやエリア選定がスムーズになります。
例:
「女性客中心のカフェを開きたい」→ 矢場町・栄エリアが候補
「古着屋やカードショップを出したい」→ 大須エリアが適している
ステップ2:エリアと賃料相場を調べる
次に、希望エリアを絞り込みましょう。
中区には栄・伏見・大須・矢場町・金山などの主要エリアがあり、それぞれ特徴が異なります。
【エリアの特徴(簡略まとめ)】
・栄:人通り多く集客力大。大津通沿いは特に家賃が高め。
・伏見:オフィス街で平日需要が安定。夜は飲食店が賑わう。
・大須:観光客・若者が中心。小さい店舗だと低コスト開業が可能。
・矢場町:美容室やネイルサロンが多い。
・金山:総合駅があるが、名古屋駅周辺よりは賃貸が抑えめ。
大通り沿いや路面店、2階以上など物件の立地によっても賃料は大きく異なります。
家賃を「月の売上見込みの10〜15%以内」に抑えるのが安全な目安です。
ステップ3:不動産会社に相談し、候補物件を絞る
インターネットで物件を探すのも有効ですが、
本気で開業を考えるなら「店舗専門の不動産会社」に相談するのがおすすめです。
・非公開物件(ポータルに載っていない)を紹介してもらえる
・居抜き物件など初期費用を抑えられる情報が豊富
・開業スケジュールを踏まえた提案をしてもらえる
・経験と実績が豊富
・問題解決能力が高い
事前に希望条件を整理して伝えると、より的確な提案が受けられます。
特に「栄周辺で坪単価◯万円以内」「厨房付き」「美容室居抜き」など、
具体的に伝えるとスムーズです。
ステップ4:内見で必ずチェックすべきポイント
気になる物件が見つかったら、現地を必ず確認しましょう。
中区では建物の築年数や設備の状態が物件ごとに大きく違うため、内見はとても重要です。
チェックすべきポイントは次の5点です。
1. 人通りと動線
― どの時間帯にどれくらい人が通るか、実際に現地で確認。
2. 周辺環境
― 近隣の店舗との競合状況や騒音の有無をチェック。
3. 設備状況
― 電気・水道・ガス容量、ダクト、空調など。
4. 契約条件
― 原状回復の範囲や更新料、解約条件を事前に確認。
5. 視認性と外観
― 看板の設置位置や照明条件も集客に大きく影響します。
ワンポイント
スマートフォンで内見時の写真や動画を残しておくと、
複数物件を比較する際に役立ちます。
ステップ5:契約〜開業準備をスムーズに進める
物件が決まったら、契約前に再度内容を確認しましょう。
「保証金」「礼金」「中途解約の条件」などはトラブルのもとになりやすい項目です。
契約後は、以下のような流れで開業準備を進めます。
・内装工事業者の手配
・保健所などの各種申請
・家具・設備の設置
・広告・SNS開設
開業までの期間は約3〜6ヶ月が目安。
余裕を持ってスケジュールを組むことが成功のポイントです。
まとめ
中区で理想の店舗を見つけるには、次の5ステップを意識することが重要です。
1. 理想の店舗像を明確にする
2. エリアと賃料相場を調べる
3. 不動産会社に相談する
4. 内見で物件を見極める
5. 契約・開業準備を慎重に進める
焦らず一歩ずつ進めることで、「長く続けられる理想の店舗」に出会える確率が高まります。
店舗探しを成功させるためのヒント
店舗経営はマラソンのようなもの。
最初に無理をせず、地域とともに成長する姿勢が結果的に長く続く近道です。
信頼できる不動産会社と一緒に、持続可能なお店作りを始めましょう。
