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  1. 普通賃貸借と定期賃貸借どっちを選ぶべき?名古屋の店舗仲介プロフェッショナルが徹底解説!

普通賃貸借と定期賃貸借どっちを選ぶべき?名古屋の店舗仲介プロフェッショナルが徹底解説!

2025.04.09コラム

普通賃貸借と定期賃貸借どっちを選ぶべき?名古屋の店舗仲介プロフェッショナルが徹底解説!

【はじめに】

名古屋で店舗を借りる際、意外と見落とされがちなのが「契約形態」の違いです。

物件情報にはよく「普通賃貸借」や「定期賃貸借」と書かれていますが、この2つの違いを理解せずに契約すると、思わぬトラブルにつながることがあります。

この記事では、店舗仲介のプロの立場から、普通賃貸借と定期賃貸借の違い・メリット・注意点をわかりやすく解説します。

1. 普通賃貸借契約とは?

「普通賃貸借契約」とは、契約期間満了後も自動更新できる契約です。

契約期間は通常2年〜3年で設定され、借主(テナント)が希望すれば更新可能です。

メリット:
・長期的な店舗運営に向いている
・安定した経営計画が立てやすい
・更新によってリフォームや投資の回収が可能

注意点:
・更新時に家賃が見直されることがある
・オーナー側の事情で立ち退きになる場合も(正当事由が必要)

名古屋の中心エリア(栄・名駅)では、長期運営を見込む店舗に多く採用されています。

2. 定期賃貸借契約とは?

一方の「定期賃貸借契約」は、契約期間が終了すると自動的に契約が終了します。

原則として更新はできず、再契約には双方の合意が必要です。

メリット:
・短期出店やポップアップショップに最適
・家賃が普通賃貸借より安く設定されることが多い
・オーナー側も貸しやすく、条件交渉が柔軟

注意点:
・期間満了後に退去が原則
・原状回復義務が厳格に求められる場合がある

特に「イベント出店」や「期間限定ショップ」などに利用されます。

3. 両者の違いを比較して理解しよう

普通賃貸借の特徴:
• 契約期間:2〜3年が一般的
• 更新:自動更新あり
• 向いている業態:長期運営型(飲食・美容など)
• メリット:安定した経営計画が立てやすい
• 注意点:更新時の家賃見直しがある場合も

定期賃貸借の特徴:
• 契約期間:1〜5年(更新なし)
• 更新:原則なし、再契約には合意が必要
• 向いている業態:短期出店・実験店舗・ポップアップ
• メリット:柔軟な家賃交渉がしやすい
• 注意点:契約終了時に必ず退去

4. 名古屋での選び方のポイント

どちらの契約を選ぶべきかは、出店の目的と運営期間で判断します。
• 長期的にブランドを育てたい → 普通賃貸借
• 試験的に出店したい、エリアテストをしたい → 定期賃貸借

また、名古屋の中心部ではオーナーの都合で「定期賃貸借」を採用する物件が増えています。

開業前に、契約形態・更新条件・再契約の可否を必ず確認しましょう。

5. 専門家への相談でリスク回避

契約内容は専門的な用語が多く、一般の人には判断が難しい部分もあります。

疑問点があれば、不動産会社の担当者や行政書士・司法書士など専門家に相談するのが安全です。

名古屋では、店舗仲介専門の不動産会社が契約時のリスク説明や、更新・退去時のフォローも行っています。

まとめ

名古屋で店舗物件を借りる際は、「普通賃貸借」と「定期賃貸借」の違いを理解しておくことが大切です。
・長期運営なら「普通賃貸借」
・短期・テスト出店なら「定期賃貸借」

契約形態を見極めて、将来のトラブルを防ぎましょう。

開業希望者へのヒント

契約書の内容は、最初にすべて確認することが重要です。

「更新できると思っていた」「途中解約できないとは知らなかった」
といったトラブルを避けるために、契約前に必ず担当者へ質問しておきましょう。

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