Blog日建ブログ
駅近の店舗は家賃が高い?名古屋で失敗しない賃料と集客力の考え方
2025.08.12コラム
名古屋で駅近の空き店舗を探している人からは、「駅近は家賃が高い」という声をよく耳にします。
確かに駅から近い物件は、周辺立地と比べて賃料水準が高くなる傾向があります。
しかし、単純に金額だけで判断してしまうと、本来得られるはずの収益機会を逃してしまう可能性があります。
本記事では、名古屋で駅近の店舗物件を検討する際に押さえておきたい、家賃と集客力の正しい捉え方を整理します。
駅近は本当に家賃が高いのか?
駅近物件の家賃が高く感じられる理由は、郊外や駅から離れた立地と単純比較してしまうことにあります。
駅近の賃料には、
・人通りの多さ
・アクセスの良さ
・視認性の良さ
・他の目的のついでに利用してもらえる
といった複数の価値が含まれています。
また、同じ駅近でも条件には大きな差があります。
・メインの通りに面しているか
・1階路面か基準階か
・ビルの築年数
・間口や看板設置の自由度
これらによって、集客力は大きく変わります。
ただ「駅から徒歩〇分」だけで高い・安いを判断するのは危険です。
家賃を「固定費」とだけ考えるリスク
家賃を単なる固定費として捉えると、判断を誤りやすくなります。
駅近物件の賃料は、集客力を得るための投資とも言えます。
立地によって初来店が安定すれば、広告費を抑えられる可能性があります。
例えば、
・毎月の広告費を抑えられる
・求人募集が集まりやすい
・スタッフの通勤利便性が高い
といった副次的効果も、経営に影響します。
賃料単体ではなく、総コストで考える視点が重要です。
名古屋でよくある失敗パターン
名古屋で駅近の物件を選ぶ際、次のような判断ミスに注意です!
名駅徒歩◯分という表記だけで決めてしまうこと
名古屋駅周辺は出口によって人の流れが大きく異なります。
桜通口側なのか太閤通口側なのか、オフィス導線なのか新幹線利用者の動線なのかによって、来店客層は大きく変わります。
徒歩分数よりも、「どの出口から、どんな人が流れてくるのか」を確認しないと、想定した客層とズレが生じやすくなります。
栄エリアを一括りにしてしまうこと
栄といっても、錦寄りなのか久屋大通寄りなのか、若年層中心のエリアなのかビジネス利用が多いエリアなのかで、街の性格は異なります。
同じ駅近でも、昼型の商圏なのか夜型の商圏なのかによって売上構造は大きく変わります。
エリアを細かく分解せずに判断すると、業態とのミスマッチが起こりやすくなります。
大通り沿いなら安心だと思い込むこと
名古屋は道路幅が広く、横断歩道の位置によって人の流れが固定されやすい傾向があります。
視認性が高くても、実際の歩行導線が建物前を通らなければ来店にはつながりません。
地図上の「大通り沿い」という表記だけではなく、実際の歩行動線を時間帯別に確認することが重要です。
適正な賃料を見極めるための現実的な指標
駅近物件の妥当性を判断するためには、感覚ではなく、具体的な数値基準を持つことが重要です。
名古屋で店舗賃貸を検討する際は、次の3点を軸に整理することをおすすめします。
賃料が想定売上に見合っているか
まず前提となるのは、事業計画上の想定売上です。
月商予測が現実的かどうかを検証し、その売上規模で無理なく支払える賃料水準かを確認します。
売上が不確定な状態で家賃だけを先に決めてしまうと、固定費が経営を圧迫する原因になります。
賃料が立地価値に見合っているか
同じ「駅近」でも、動線・視認性・階数・周辺環境によって立地価値は大きく異なります。
人通りが期待できない空中階や、導線から外れた区画であれば、賃料が割高になっていないか慎重に判断する必要があります。
周辺の坪単価をしっかり調査し、妥当な条件かどうかを見極めることが重要です。
賃料が売上の7%~10%に収まっているか
業種にもよりますが、一般的に店舗の適正家賃は売上の7%~10%以内が一つの目安とされています。
この範囲を大きく超える場合は、回転率や客単価が想定以上に必要になります。
逆に、低すぎる場合は立地の集客力が不足している可能性もあります。
この3つを整理することで、「高いか安いか」ではなく、「妥当かどうか」で判断できるようになります。
名古屋市内で駅近の事業用物件をお探しの方へ
駅近の事業用物件は、賃料の高さだけで判断すべきものではありません。
重要なのは、その立地が自社の売上モデルに合っているか、契約条件を含めて無理のない計画になっているか、叶えたい事業と立地がマッチしているかという点です。
日建コーポレーションでは、業種や事業計画に応じた物件の選定と無理のない出店計画をご提案しています。
名古屋で駅近の貸店舗をご検討の際は、ぜひ一度ご相談ください。