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名古屋駅周辺で店舗を開くなら?東西南北エリア別の賃料感と集客特性
2025.07.29コラム
名古屋駅周辺で店舗賃貸を検討する場合、「名古屋駅に近い」という条件だけで判断するのは危険です。
同じ駅から徒歩数分でも、東西南北どのエリアに位置するかによって、集客の質、賃料水準、向いている業種は大きく異なります。
本記事では、名古屋駅周辺を方向別に整理し、それぞれのエリア特性と出店時の考え方をまとめます。
東側エリアの特徴(桜通口・名駅通方面)
東側は、いわゆる“名駅の中心商業エリア”です。
代表的な建物としては
・JRセントラルタワーズ
・JRゲートタワー
・ミッドランドスクエア
・大名古屋ビルヂング
などが集積しています。
地下ではユニモールやサンロードが接続し、雨天でも人流が落ちにくい構造です。
平日はオフィスワーカー、休日は買い物客や観光客が混在し、短時間利用型の飲食やテイクアウト、回転率を重視する業態と相性が良い立地です。
賃料は名古屋駅周辺の中でも最上位水準です。
さらに注意したいのが保証金設定。大型ビルや商業複合施設では、保証金が月額賃料の8か月〜12か月程度になるケースも珍しくありません。
飲食の場合はそれ以上を求められることもあります。
立地の強さは魅力ですが、それだけ初期費用や月々のコストがかかることを念頭に置きましょう。
西側エリアの特徴(太閤通口方面)
西側は、エスカを中心に飲食店が集積しています。新幹線の改札を出てすぐの動線は強いものの、街の雰囲気は東側とは大きく異なり家電量販店やビジネスホテル、居酒屋、進学塾、古くからの商店街などが混在するエリアです。
人の流れは駅の東側に集中しているため、駅近でも賃料や保証金は西側の方が抑えめなケースもあり、条件交渉の余地がある物件も見られます。
専門性の高い飲食店や、新幹線で名古屋に訪れたビジネスマン向けの業態は検討しやすい一方、「通行量依存型」の業態の場合は出店を慎重に見極める必要があるかもしれません。
南側エリアの特徴(笹島・広小路方面)
南側はグローバルゲートやストリングスホテルがある笹島方面に広がります。
オフィス、大学、テレビ局、ホテル利用者が混在し、通勤通学動線の影響を強く受けます。平日の需要は見込める一方、休日はエリアによって人通りが落ちる場所もあります。
北側エリアの特徴(亀島・則武方面)
北側はイオンモール Nagoya Noritake Gardenが2021年に開業し、以降その周辺にはマンションが次々と建築されました。
イオンの集客力はありますが、利用者は地下鉄や車を利用することが多いため、駅前型の通行量とは性質が異なります。
オシャレカフェなどの目的来店型や、地元住民に継続利用してもらえる美容室などの業態に向いている一方で、飛び込み来店前提の業態の場合は慎重な検討が必要です。
賃料水準は東側より柔軟なケースも見られ、初期投資を抑えたい出店には現実的な選択肢になることもあります。
東西南北で変わる出店戦略
名古屋駅周辺は、方角によって雰囲気がガラリとかわります。
「名古屋駅徒歩〇分」だけで判断するのは避けた方が無難です。
現地を直接確認するのとあわせて専門家に相談することが、駅近物件での失敗を防ぐポイントになります。
名古屋駅周辺で店舗や事務所をお探しの場合は、ぜひ日建コーポレーションにご相談ください。